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子育てと収納③

物理的構造化の考え方で整えられた空間は、
よく観察するとさまざまな工夫がいっぱいです。


まず、ここが何をする場所であるのかが
わかりやすいこと。



そして視覚的な刺激を遮断することで、
活動に入りやすいこと。



さらにワークシステムのような仕組みは、
モノの配置が行動の流れに沿っていて合理的です。
(これは「活動の構造化」といいます)


「構造化」には、このような物理的構造化、活動の構造化の他に、時間的構造化という3つの分野があります。


「『構造化』というのは、何かの活動を行う際に、その活動が容易に行えるように環境を整えることといってもいいでしょう」(「よくわかる!自閉症スペクトラムのための環境づくり」より)



例えば子どもに片付けを教える際、ついつい言葉だけで済ませてしまいそうなことも、
環境を味方につけることで理解や行動を促してくれます。
また、子どもの年齢や成長の度合いに合わせて、
どのように環境を整えたらいいかを考えるヒントが構造化にはあるように思います。


例えるなら、よりきめ細やかなスモールステップを準備して理解を促していくという感じです。

そしてこの姿勢こそが、片付けを教える際にもどのように環境(収納の仕組み)を整えるのかという考え方や姿勢につながるように思うのです。



収納の最適な方法は、少しずつ変化していくものだと思います。





来月9月16日、小学生の保護者を対象としたセミナーを予定しています。


このセミナーではわが家で実践していた方法を
写真とともにお話させていただきます。

お子様がお片付けを習慣化できるような収納や
忘れ物防止策の収納法、自己肯定感が上がるような仕組みなど、環境の作り方の事例をご紹介します。


お申し込みはコチラ

http://www.city.oita.oita.jp/o018/seirishuno.html