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自分を躾ける

大分の整理収納アドバイザー 板井善江です。


躾(しつけ)という言葉を聞くと、子育てで子供に教えるものだと思っていた私。


数年前、枕を作ろうと思い、寝具をメインに雑貨や本、家具などを扱うライフスタイルショップの「いとしや」さんへ行った際に、たまたま見つけた本が「上質生活」(加藤ゑみ子 著)。

お店で扱う商品全体で、ライフスタイルを提案する
そんなスタイルのショップが増えていますが、
いとしやさんの商品を見て、そこにあった本でしたので自然と興味が湧いて手に取った本です。


「美しさ」と「品格」をキーワードに、生活全般について書かれたこの本が、読んでいて心地よく、さらに同じ著者の書いた本を読みたいと思っていた時に出会ったのが、「自分を躾ける」(加藤ゑみ子 著)でした。



人は、自分で躾けて大人になる。
年齢を重ねること=大人ではない。
大人の躾けは自分で行うもの。
誰でも何歳からでも
思い通りの「自分」に躾けられるのです。

〜「自分を躾ける」より〜






日々生活をしていて、どのように暮らしていきたいかとはいうことは、漠然とでも考えるものだと思います。


例えば、

早寝早起きをする
食後できるだけ早めに片付ける
脱いだ靴は揃える
トイレ掃除は毎日する
毎日ウォーキングする
シーツは1週間に2回取り替える…など



気持ちよく生活するために、自分に課している
ことがそれぞれあると思いますが、
それを習慣にするために必要なことが

「自分を躾ける」

ということではないかと思います。


自分を躾け、なりたい自分、暮らしのイメージに沿って習慣を変えていくことで、それらが実現するのでしょう。


その習慣の定着化は21日と言われています。


人は21日間(3週間)程度、同じ行動を続けると、急速にその行動をすることへの抵抗感がなくなり、習慣化する確率が高まるといわれています。脳科学研究の分野でも、同じ行動を繰り返し2週間~4週間程度続けることで、その行動をとるための神経細胞間をつなぐ接合部(シナプス)がつながり、習慣化しやすくなることが実証されています。(ニューヨーク病院の形成外科MaxwellMaltz氏の研究等)



組織の5Sも整理、整頓、掃除、清潔そして
しつけ(習慣)。

躾けること、その対象を「自分」と意識することが
確実に暮らしを変えていくものだと思います。


片付けにおいても、収納場所を決めて、その決まった場所に確実にモノを戻していく躾を意識することが大切です。


さあ、今日からの21日間、あなたは自分に何を躾けて暮らしを変えていきますか?