先日、突然ひどいぎっくり腰になってしまいました。痛みがピークの数日間は、ちょっと動くだけでも激痛が走り、自分の身の回りのことをこなすのが精一杯でした。
そんな中、本当に助けられたのが、夫と長男の存在です。
食事の準備や配膳、後片付け、買い出し、洗濯やお風呂掃除、ごみ出しなど…。名もなき家事も含めて、二人とも仕事や勉強の合間をぬってしっかりやってくれました。
その姿を見て改めて感じたのは、「家事を回せる環境づくり」の大切さです。
我が家では日頃から、
-
物の定位置を家族で共有する
-
使ったら元に戻す
-
不要なものを増やさない
という基本を大切にしてきました。
だから今回、夫や長男に「〇〇ってどこ?」と聞かれることは一度もなく、スムーズに家事をこなしてくれたのです。
「家族で家事を分担できる」=「家族全体の生活力が高い」
これは、共に暮らしていくうえでとても心強いことだと実感しました。
思い返せば以前、育休中に訪問サポートをご依頼いただいたお客様から、終了時にこんな言葉をいただきました。
「家族皆で部屋をきれいに維持できる仕組みは、育休中に手に入れた大きな武器です。」
人は仕事、育児、介護など、人生のステージに応じて忙しくなる時期があります。時には、私のように突然動けなくなることもあります。
そんな時、誰かが代わって家事を担える環境があると、本当に心強いものです。
整理収納は、ただ「片づける」ためのものではなく、家族の誰かが困ったときに、他の誰かが自然に支えられる暮らしをつくる力でもあるのだと、今回の経験から強く感じました。